ブックタイトル教育医学 J.Educ.Health Sci. 第63巻 第4号 通巻 第290号

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概要

教育医学 J.Educ.Health Sci. 第63巻 第4号 通巻 第290号

岡将志,久保田浩史,松本香奈,渡辺直勇,麻草淳,篠田知之,川端悠の大きさについて,0.2以下は小さい.0.5は中程度,0.8以上は大きいと解釈した.Ⅲ.結果1.CMTテストの結果表3は,CMTテストによって得られた測定値の学年別の平均値および一要因分散分析の結果を示している.分析の結果,ジグザグ走の記録は5,6年生が3,4年生よりも有意に速く(3 ? 5年生間:ES=1.12,3 ? 6年生間:ES=1.32,4 ? 5年生間:ES=0.83,4 ? 6年生間:ES=1.07),学年があがるにつれて速くなる傾向を示した.両足3連続跳びの記録は,3年生から6年生まで,学年があがるにつれて向上する傾向を示した(3? 4年生間:ES=0.53,4 ? 5年生間:ES=0.67,5 ? 6年生間:ES=0.67).連続壁当てボール投げの記録は,6年生が3,4,5年生に比べて(3 ? 4年生間:ES=1.88,4 ? 6年生間:ES=1.28,5 ? 6年間:ES=0.82,5年生が3,4年生に比べて有意に高かった(3 ? 5年間:ES=0.70,4 ? 5年間:ES=0.58).2.CMT成就能力と野球技能(総合評価)の関係(表4)CMT総合得点と野球技能の総合評価の関係を検討した結果,全ての学年において両者の関係が認められた.また,学年ごとに野球技能の各項目とCMT成就能力の関係を検討したところ,3,4,6年生はそれぞれ2項目と関係が認められた.5年生は1項目との間に低い関係が認められた.3.CMT成就能力と打撃能力の関係(表5)CMT成就能力と打撃能力の関係について検討した結果,CMT総合得点と打撃能力は表3 CMTテストの学年別の平均値および一要因分散分析の結果ジグザグ走(秒)両足3連続跳び(cm)連続壁当てボール投げ(回)学年3年生4年生5年生6年生対象数69 90 66 62 F値多重比較検定注)*p<0.05 ns:non significantMEAN 15.58 15.19 14.43 14.19SD(1.21)(1.00)(0.83)(0.85)MEAN 449.97 474.42 505.85 537.70SD(42.77)(48.58)(44.99)(50.80)MEAN 15.68 15.98 17.32 19.08SD(2.52)(2.46)(2.14)(2.16)30.09*学年:3>4,5,6 4>5,644.03*学年:6>5>4>329.69*学年:6>5>4,3表4 CMT成就能力と野球技能(総合得点)の関係3年生4年生5年生6年生ジグザグ走0.362*0.2200.399*0.428*両足3連続跳び0.565*0.436*0.1150.328*連続壁当てボール投げ0.500*0.597*0.2110.536*CMT総合得点0.674*0.568*0.382*0.636** p<0.05表5 CMT成就能力と打撃能力の関係3年生4年生5年生6年生バットコントロールパワーバットコントロールパワーバットコントロールパワーバットコントロールパワージグザグ走0.310*0.1660.0600.0190.298*0.0570.367*0.275*両足3連続跳び0.526*0.366*0.247*0.167-0.1590.2390.0850.228連続壁当てボール投げ0.404*0.356*0.501*0.403*-0.104-0.0140.371*0.259*CMT総合得点0.570*0.434*0.366*0.265*-0.0020.1530.398*0.374** p<0.05? 319 ?