ブックタイトル教育医学 J.Educ.Health Sci. 第63巻 第2号 通巻 第288号
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教育医学 J.Educ.Health Sci. 第63巻 第2号 通巻 第288号
ソーシャルネットワーキングサービスを利用した水泳のけのび動作の指導方法筆者対象者解説の動画をYouTube(http://www.youtube.com/)を通じて共有し,けのび動作に関する情報を介入群全員に提供した.対照群には,介入群と同じように水中でのけのび動作の撮影後,動作改善をプールで指導したが,撮影した動画をインターネット上には投稿しなかった.なお,両群ともに週2回,1ヶ月間で合計8回,介入した.対象者筆者図1 Facebookでの動画共有,コメント,フィードバックの例3.測定項目両群のけのび動作を介入前と介入後の2回撮影した.その動画を再生しながら,日本体育協会公認水泳上級指導員の資格を持つスイミングクラブの指導者1名が動作を評価した.評価には,けのび動作を3局面に分けた評価項目を用いた2).すなわち,接地局面(?項目),準備局面(?項目),主要局面(?項目)である.これらの3局面,19項目を?「大変よくできる」,4「よくできる」,3「できる」,2「あまりできない」,1「全くできない」の?件法で尋ねた(表1).表1けのび動作の得点対象者接地局面準備局面主要局面合計[介入群]prepostprepostprepostprepostA2.74.93.33.73.33.73.04.1B4.04.04.04.74.04.73.94.2C4.74.95.03.85.03.84.64.6D3.64.63.24.73.24.73.24.4[対照群]prepostprepostprepostprepostE5.03.34.84.74.84.74.93.9F3.43.73.54.23.54.23.44.1G3.33.73.53.03.53.03.43.5H4.04.14.34.74.34.74.24.2主効果:時間F=0.74,P=0.42,偏η2=0.11F=0.98,P=0.36,偏η2=0.14F=0.46,P=0.52,偏η2=0.07F=1.25,P=0.31,偏η2=0.17主効果:群F=1.54,P=0.26,偏η2=0.20F=0.30,P=0.61,偏η2=0.05F=0.01,P=0.92,偏η2=0.00F=0.03,P=0.87,偏η2=0.01交互作用:時間×群F=2.16,P=0.19,偏η2=0.27F=1.67,P=0.24,偏η2=0.22F=0.17,P=0.70,偏η2=0.03F=2.12,P=0.20,偏η2=0.26各局面の設問は以下の通りである.各設問とも5件法で評価して局面ごとに合計点を算出したが,見やすくするために1設問あたりの平均値を示している.接地局面(1)離地時から接地時までに水を押さえ身体を水平にしているか.(2)両足の接地位置は肩幅より開いていないか.(3)両足の接地位置は高さが同じか.(4)膝が開いていないか.(5)壁を蹴るために「ため」をつくることができるか.(6)上体と腰が安定しているか.(7)肩で耳を挟むようにしているか.準備局面(1)膝が開いていないか.(2)壁を蹴るときに全身が水の中に入っているか.(3)上体と腰が安定しているか.(4)肩で耳を挟むようにしているか.(5)腰と首の力は抜けているか.(6)腰が落ちたり出たりしていないか.主要局面(1)上体と腰が安定しているか.(2)腰と首の力は抜けているか.(3)腰が落ちたり出たりしていないか.(4)膝が曲がっていないか.(5)顎が出ていないか.(6)肩で耳を挟むようにしているか.? 206 ?